ありがとうございました。

  神様 私に与えてください
  変えられないことを 受け入れる落ち着きを
  変えられることを 変えてゆく勇気を
  そしてこの二つのことを 見分ける賢さを     
     
        ラインホールド・ニーパーの祈りより(「パピヨン」田口ランディ著書より)


相棒イチローは頑張ってくれた。
我慢強い子。

沢山の励ましや、祈りをほんとうにありがとうございました。



直前まで、大揺れでした。
早期発見の癌だったため、見た目はまだ問題がなさそうなのでした。
ただ、癌と言う存在に色をつけたらこんな色 という色は消えることなく、
見てみぬフリや 自分の考えすぎ気にしすぎカンチガイであると
思いたい想いと戦い。
名前を呼べば、耳で答える彼の 尊厳を奪ってしまったら
生きている意味があるのか?

腹が据わったのは、手術の前々日。
まだ迷っていたけど、予定は変更しないと決めて
それからどんどん落ち着いていくことが出来ました。

どうやって 決めたんだっけ・・・
もっとそばにいたい。それだけだったと思うけれど
無事に終るかどうか 怖かったこと
両耳を失った後 彼がどうなるのか 怖かったこと
とにかく 恐ればかりで 恐れるのをやめようと自分を制して
もっと いっしょにいたい そのために。
当日 病院に彼を預けるまで 正直迷っていた。
先生と話をすることのなかで これでいいと 思えたのに
家に戻る車の中では 号泣していた。
不安で不安で どうしようもなかった。
失うのが 怖かった。

無事に手術は終わり、
前回の検査のための切除より
ずっとはやく落ち着いて
普通の生活が戻りつつあります。
よく食べよく鳴きよく眠っています。

手術は成功した。
両耳を失っても彼は平気でいる。
家族が落ち着くことだけが難しくて
でもそれぞれ 自分なりにできる落ち着き方をした。

また、世界が変わって。 手術前と後は違う世界だ。

年明けに久しぶりに田口ランディさんのブログを拝見して
2冊の新書が出たことを知り、
「パピヨン」がエリザベス・キューブラー・ロス博士についても書かれているということで、
どうしても読みたいと思っていた。
そしてイチローの癌の告知を受けて一ヶ月の学び、
彼の手術を待つ間「パピヨン」を読んだ。

エリザベス・キューブラー・ロス博士に惹かれていくうちに
自身のお父様を癌で看取る経験をしたランディさんの体験記。
森羅万象 すべてはひとつの糸で繋がっている
私の今回みた夢が繋がっていた。


どんな本を読んでいるのか 聞かれることがある
私はあまり 本は読まない。
だけど 今ある体験から、現実から多くを学び、
感じたことが水彩画のように多彩で境界のないものであって
そのとき 出会った本から
輪郭をいただいたり
それでいいんだよ というマーキングを頂いたりする。
今回、「パピヨン」はそんな本だった。

パピヨン

田口 ランディ / 角川学芸出版

 
[PR]
by amenouzume2007 | 2009-02-08 14:02 |
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30